ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の調査によると2月の過去1年間の原綿卸売価格は170.56%増加して、過去11年間では最高の値上がり率を記録している。
4月には値上がりした原綿の綿花製品が店頭に並ぶために、製品価格への転嫁が余儀なくされて、インフレ指数を押し上げることが確実と見込まれている。
綿花のコモディティ価格の上昇は中国での綿花製品の消費の拡大、インドでの不作による輸出規制、米国での不作や世界的な投機などが価格高騰につながっている。
2月の過去12カ月間の衣料価格のインフレ指数は7.30%、昨年の世界的綿花生産減少でブラジルの綿花栽培は昨年の290万トンから53.7%増加の450万トンに増加したにも関わらず、価格の高騰が続いている。(2011年3月21日付けエスタード紙)