2003年から2005年にかけて中国からの繊維製品輸入が倍増したために、中伯間では輸入増加規制で合意していたが、昨年末で輸入規制が期限切れとなったために、中国はブラジル政府の輸入規制合意の申入れを拒否している。
外務省では中国からの輸入急増に対してドーピング捜査に乗出しており、場合によればセーフガード発令も辞さない姿勢であるが、2月の中国の世界への輸出が世界的な需要減に伴って25%と大幅に低下、またレアル高の為替も輸入増加を緩和する効果がある。
昨年の中国の繊維製品の世界への輸出は前年比8.2%増加の1,850億ドルと低下してきているが、1月のブラジルの繊維製品輸出も33.5%低下している。(2009年3月12日付けエスタード紙)