ラテンアメリカ最大の繊維会社ヴィクーニャはマット・グロッソ州クイアバ市に3億5,000万レアルを投資して繊維工場を建設、操業開始の3年後には世界最大の繊維会社が誕生する。
この工場は6万5,000トンの綿花の処理能力を擁して年間7,200万メートルの布地生産を予定、同社ではすでにセアラー州、北大河州並びにサンパウロ州に工場を擁して操業している。
ヴィクーニャがマット・グロッソ州に工場を建設するのはブラジル最大の綿花生産地帯であり、工場の誘致条件として60ヘクタールの工場敷地の無償譲渡、70%カットの優遇税制、電力エネルギーの確保、公共輸送の整備やごみ回収など他の候補地よりも条件が優れていたために決定した。
操業開始後は直接雇用が2,000人、間接雇用が6,000人の雇用創出ができ、更に同州での綿花栽培に拍車がかかると見込まれている。(2010年3月17日付けエスタード紙)