国立宇宙調査研究院(Inpe)の5月の人工衛星でのアマゾン熱帯雨林伐採調査(Deter)によると、アマゾン地域の総森林伐採面積は1,096平方キロメートルに達している。
特にマット・グロッソ州での森林伐採が646平方キロメートルと他州を圧倒しており、アマゾン地域の熱帯雨林伐採面積は70万平方キロメートルで総面積の20%に達している。
5月のマット・グロッソ州での森林伐採は前月の794平方キロメートルから19%減少しているが、継続して森林伐採が急速に進んでいる。
5月のパラー州の森林伐採面積は262平方キロメートルで前月の1.3平方キロメートルから大幅に増加した要因として、4月は大半が雲に覆われていたために観測可能な面積が11%であったが、5月は41%に増加したために森林伐採面積も増加している。
5月のローライマ州は97.9平方キロメートルの森林が伐採され、マラニャン州55.8平方キロメートル、アマゾナス州31.5平方キロメートルよりも森林伐採が進んでいる。(2008年7月16日付けガゼッタ・メルカンチル紙)