連邦政府は世界的医薬品メーカーをつくる目的で、社会経済開発銀行(BNDES)並びにAché社、 SEM社、 União Química社がそれぞれ25%の資本参加をして、Bio Brasil社を設立する。
Bio Brasil社は、BNDES銀行傘下のBNDESPar社が1億レアルを出資、資本金総額は4億レアルを予定、Bio Brasil社は自社の研究所を新しく建設、設備や従業員の確保、チャネルの構築や顧客の確保を一から行うグリーンフィールド方式で行われる。
この研究所の誘致には、リオ州やサンタ・カタリーナ州、バイア州が土地の無償提供や優遇税制などで誘致合戦を展開、2013年上半期の操業を予定している。
ブラジルのスーパー医薬品会社の創設は、ルーラ政権時に検討されていたものであり、医薬品の貿易収支赤字が毎年、増加してきており、昨年の貿易赤字が年間110億ドルに拡大し法人を新しく設立して、設備や従業員の確保、チャネルの構築や顧客の確保を一から行う方式の投資をしているために、貿易赤字の解消と世界的医薬品メーカーの創設を目的に、設立が急がれていた経緯がある。(2012年3月2日付けヴァロール紙)