社会経済開発銀行(BNDES)はゼネコン大手のオデブレヒト社並びにペトロブラス石油公社傘下の石油化学大手ブラスケン社の2013年までの投資計画に対して、24億6,000万レアルのクレジット枠を承認した。
BNDES銀行にとってブラスケンは融資先としては最高の格付けとなっており、同様な格付けにはペトロブラス社、ヴァーレ、ゲルダウ、ウジミナス、スザノ並びにパン・デ・アスーカルなどがある。
BNDES銀行はブラスケンに対して、他の2社との共営社としてQuattor社の買収を奨励、また事業拡張でクレジットを提供して、世界的な企業の仲間入りをサポートしているが、今回のクレジットは企業買収には使用できない。
今回のクレジットは生産の拡張、設備の近代化のための機械・装置の購入、社会・環境プログラムやイノベーションプログラムなどに投資を予定、アラゴアス州のPVC生産工場建設向け投資の5億2,500万レアルはこのクレジット枠に含まれていない。
今回のBNDES銀行による24億6,000万レアルのクレジットはブラスケン社の2013年までの投資総額42億7,000万レアルの50%以上を占め、また今年の投資目標総額は16億レアルが予定されていた。(2011年10月26日付けエスタード紙)