金属たわしのトップメーカーであるボンブリウ社はEcologie社の株式75%を1,500万レアルで買収、コスメティック分野に参入してポートフォーリオ拡大戦略に切り替える。
ボンブリウ社のロベルト・フェレイラ社長は2006年に同社に復帰、社会経済開発銀行(BNDES)が豊富な資金を提供してくれるならば、規模の大きいベルチングループのOx社の買収も希望している。
Ecologie社の昨年の売上は1,800万レアルで整髪料を中心に120品目を販売、同社は9月に若者向け整髪料、来年には中年女性を対象とした製品をリリースする。
フェレイラ社長は年商15億レアルのブラジル国内のコスメティック市場に果敢に参入するために委託生産を拡大、来年のEcologie社の売り上げを5,000万レアルまで引上げる。
知名度の高いボンブリウのブランドマークをコスメティック商品のパッケージに掲載、またボンブリウの売り上げの15%を宣伝費に充てて、一挙にコスメティック市場参入でマーケットシェアの拡大を狙う。(2011年5月10日付けエスタード紙)