ペトロブラス石油公社は建設中のリオ州のComperj石油化学コンビナートの生産原料として重油使用を計画、しかしエスピリット・サント州からサンタ・カタリーナ州の沿岸部にかけて膨大な埋蔵量を誇る岩塩層下原油が発見されたために、天然ガスの使用に切り替える。
ブラスケンはComperjコンビナートで特殊な樹脂以外の石油化学製品の製造を予定、ペトロブラスは原料の天然ガスを岩塩層下原油の油田から安定供給をする。
昨年のブラジルの経済成長率は7.0%増加して石油や天然ガスの消費は10%増加、今年はGDP4.0%増加を予想しているために、消費は5%以上増加すると予想している。
しかしナフサ生産に天然ガス使用はコストが非常に高いためにコスト削減が必要、同コンビナート建設の初期投資総額は85億ドルと大型投資となっている。(2011年4月5日付けエスタード紙)