ブラジル国内でのエタノールから生産される再生可能プラスチックの需要増加に伴って、石油から作られるナフサに替わってエタノールの需要が大幅に増加してきている。
Solvay社やブラスケン社はプラスチック製品の原料をナフサから再生可能なエタノールへの比率を上げてきており、オデブレヒト社傘下のCopersucar社やETH Bioenergia社とエタノールの安定的な供給で契約している。
過去数年間のエタノールの石油化学会社向け需要は10億リットルであったが、今年は15億リットルから18億リットルに増加すると見込まれており、エタノール生産大手のCosan社も参入すると予想されている。
今年、Copersucar社はSolvay社に1億4,000万リットルの供給を予定、Solvay社ではPVC生産にナフサからエタノールの比率を上げていく計画をしている。(2010年6月16日付けヴァロール紙)