ラテンアメリカ最大のプラスチック樹脂製造のブスラスケン社はペトロブラス社並びにウニパールグループとQuattor社の買収交渉を行なっているが、買収が成立するとヴァーレ社に匹敵する年商280億レアルの石油化学会社が誕生する。
ペトロブラス社はQuattor社が年商の60%に相当する60億レアルの負債を抱えているためにブラスケン社に買収を持ちかけているが、サンパウロ証券取引所(Bovespa)での新規株式公開(IPO)での資金調達の可能性もある。
Quattor社はペトロブラスとウニパールグループのスザノ石油化学買収で昨年8月に設立、ペトロブラスは同社の株式を40%所有しているが、ブラスケンへの譲渡が成立しなければ、海外の石油化学企業への買収の可能性も残されている。{2009年8月24日付けエスタード紙}