ドイツ系コンサルタント会社Kleffmann社の調査では昨年のブラジル国内の農薬消費は耕作面積が2.0%減少したにも関わらず、71億ドルに達して2位米国の66億ドルを上回って世界最大の農薬消費国となっているが、2007年の消費は54億ドルであった。
しかしブラジルの農薬消費は1ヘクタール当たり87.83ドルでフランス196.79ドル、日本の851.04ドルを大幅に下回り、農薬の使用量は遥かに先進国よりも少ない。
ヘクタールあたりの農薬使用量が増加すれば生産性増加につながり、害虫コントロールが容易になるが、6年前まではブラジル国内の大豆にはサビ病は発生していなかった。
世界第2位の除草剤Glifosato生産会社である中国のFuhua社は来年から輸出の30%をブラジル向け出荷に充てる。(2009年8月7日付けエスタード紙)