世界金融危機の影響を多くの部門では受けているが、衛生用品、美容製品などの化粧品業界は需要に対応するためにフル操業を続けており、今年の伸び率を前回の8.7%から10.4%の二桁成長に上方修正、今年の工場出荷額は216億レアルを見込んでいる。
特に香水セクターは16%から17%増加の32億4,000万レアルの売上げを見込んでおり、衛生用品セクターは12%から13%増加の126億2,000万レアル、化粧用品セクターは6%から7%増加の58億9,000万レアルを見込んでいる。
同業界では来年は現在の金利水準の継続、コントロールされたインフレ率、非耐久消費財の一般消費者の購買力の継続などで、今年並みの二桁の成長率を見込んでいる。
今年の化粧品部門の輸出は前年比20%増加の6億5,000万ドルを見込んでいるが、化学部門では唯一貿易黒字を計上すると見込まれている。(2008年12月19日付けガゼッタ・メルカンチル紙)