ブラジルのペットボトルの53.5%が明確なリサイクル法が存在しないにも関わらずリサイクルされているが、約半分の20万トンのペットボトルは再利用されていない。
昨年のペットボトルのリサイクル量は前年比19.1%増加の23万1,000トンに達しているが、1年間のペットボトルの消費量は43万2,000トンにも達している。
回収されたペットボトルは主に化学繊維工業向けに再利用されてポリエステル繊維を生産、またプラスチック板やフイルムとして再利用されているが、今年3月からペットボトルへの再利用が衛生監督庁(Anvisa)から許可がおり、今後はリサイクル率が上昇すると見込まれている。
ヨーロッパのペットボトルのリサイクル率は40%、米国23.5%、オーストラリア27%、メキシコ15%、アルゼンチンは27.1%とそれぞれブラジルよりも低いが、日本は66.3%とリサイクル率が最も高い。(2008年10月24日付けヴァロール紙)