ブラジル化学工業会(Abiquim)の発表によると、ブラジル国内の景気減速に伴って化学製品の内需減少で、今年初めの5カ月間の化学製品の生産は前年同期比7.07%減少した一方で、価格競争力が勝っている輸入化学製品が増加している。
5月の輸入化学製品は前月比19.5%の42億ドル、前年同月比では9.2%増加、今年初めの5カ月間の輸入化学製品は前年同期比3.7%減少の174億ドルであったにも関わらず、化学製品の輸入量は8.4%増加している。
5月のブラジルの化学製品輸出は前月比10.3%増加の12億ドル、前年同月比では2.6%減少、今年初めの5カ月間の化学製品輸出は前年同期比4.3%減少の57億ドルとなっている。
今年初めの5カ月間の化学製品の貿易収支は118億ドルの赤字を計上しており、5月の過去12カ月間の化学製品の貿易収支は315億ドルの赤字を計上している。(2014年7月4日付けヴァロール紙)