ブラスケン社は、米国のウエストバージニア州にシェールガスを原料としたポリエチレン工場を建設、アンテロ・リソースズ社との間で1日当たり3万バレルのシェールガス供給で調印した。
Ascentプロジェクトと命名されたこのポリエチレン工場での操業開始後には、メキシコにポリエチレンを輸出、メキシコは年間120万トンのポリエチレンを輸入、ブラスケンと、I desaグループは32億ドルを投資して30万トンから35万トンのポリエチレンを2015年から生産開始する。
ブラスケン社は、米国で2010年にスノコ社を買収、2011年にはダウケミカルのポリエチレン工場を買収して米国内に5工場を擁してポリエチレンを生産しており、ポリエチレン生産では米国最大の生産を誇っている。
2008年の天然ガス価格は100万BTUであったが、シェールガスの増産に伴って今では約4ドルまで減少しており、今後は米国を中心にシェールガスが供給できる地域で石油化学産業が盛んになると予想されている。(2014年3月31日付けヴァロール紙)