ブラジル・プラスティック生産者協会(Abiplast)では、ドル高の為替の影響で今年1月にプラスティック樹脂の価格を6%値上げ、2月には8%値上げしたにも関わらず、3月には再度4%の値上げを予定している。
しかし米州最大のプラスティック樹脂生産のブラスケン社は、2月に3%から4%の値上げを予定しているが、プラスティック樹脂の国内価格は、過去90日間で8%前後も国際コモディティ価格よりも安くなっていると指摘している。
Abiplast協会では南アフリカ並びに韓国、インドから輸入されるポリプロピレンは、ダンピングの疑いがあるために、輸入関税6%の上乗せを連邦政府に要請している。
2013年のブラジルのプラスティック樹脂生産は、前年比0.13%増加の666万トンで売上高は7%増加の669億レアルに達している。(2014年2月10日付けヴァロール紙)