伝統的に医薬品市場で活躍しているオミルトン・ヴィスコンデ・ジュニオール氏は、MIP Brasil Farma社を通して毎年15%と二桁成長が続いている薬局・ドラッグストアなどで販売されている市販薬(OTC医薬品)に参入する。
1980年代に父親が設立した医薬品ラボラトリーBiosintetica社を2005年にAcheグループに売却、また血清メーカーをエウロファルマ社並びにPrebsaude社に売却して資金を調達している。
2000万レアルを投資してサンパウロ州リベイロン・プレート市にMIP Brasil Farma社の工場を建設、MIP Brasil Farma社は先週から市販薬を生産開始、昨年の売り上げが150億レアルに達している市販薬市場に参入する。
しかし米国資本ジョンソン・ジョンソンやブラジル資本Hypermarcas社、フランス資本Sanofi社と競合するジェネリックや風邪薬市場への参入を避けて、市販薬市場にターゲットを絞って参入する。
オミルトン・ヴィスコンデ・ジュニオール氏は、MIP Brasil Farma社に43%の資本参加をしており、Wolney Alonso氏は28%、 Geraldo Mol 氏は17%、Ritienne Soglio氏は17%それぞれ資本参加している。
MIP Brasil Farma社はドロガリア・サンパウロ社やPacheco社のサンパウロ州並びにミナス州、リオ州、バイヤ州北部の販売網を通して市販薬市場を販売開始、その後は南部3州で販売を開始する。(2013年11月11日付けエスタード紙)