今日、アルゼンチンのバリロッチ市で南米12カ国の首脳が集まってコロンビアの米軍基地拡大で臨時会議開催後に、ルーラ大統領とキルチネル大統領がアルゼンチンの地上デジタル放送の日伯方式採用で調印すると見込まれている。
日伯方式採用には3年間を要し、ヨーロッパ方式、米国方式並びに日本方式の売込みで熾烈な競争を展開していたが、ブラジルの日伯方式採用が追い風となった。
ヨーロッパのDVB-T方式売込みではテレフォ二カ社とシーメンス社、米国のATSC方式売込みではLG社、サムスン並びにArtear社がアルゼンチン政府に盛んにロビー活動を展開、日本方式は最も可能性が低いと見られていたが、ブラジルの採用で断然有利となった。
ジウマ・ローセフ官房長官とエリオ・コスタ通信相はアルゼンチン政府にメルコスールでの同一方式採用で盛んにロビー活動を展開、日伯方式採用でアルゼンチンでの関連部品製造、更にブラジル同様にデジタルテレビ生産も可能となることも採用に追い風となっている。(2009年8月28日付けエスタード紙)