ビジネスにオープンな米国で開催される「2016セレクトUSA(SelectUSA)対米投資サミット」に、ブラジルの中小企業20社から45人の経済ミッション団が参加を予定している。
米国向けに熱帯果物アサイなどの食品を輸出するトレーディング会社のイヴァルド・バストス社長は、ブラジルタイプのチーズパン並びにフランスパン、スナック製品を米国で生産するための投資を検討している。
テクノロジー企業Duosystem社のギリェルメ・アレンカール取締役は、法規制が整って知的財産権が確立、為替が安定している米国市場進出を図ると同時にラテンアメリカ市場への進出もターゲットに入れている。
大豆油を主原料とした潤滑油販売で米国市場に進出を計画しているサンパウロ州レメ市に本社を置くOrbi Chemical社は、2017年に150万ドルを投資して3年以内に米国での潤滑油生産を計画している。
Plasmatec社は、最大の顧客であるブラジルの航空機メーカーエンブラエル社向けのプラスティック原料供給のために、フロリダ州でのプラスティック工場建設を予定している。
セレクトUSA は、関連する複数の連邦政府機関内の調整を行い、投資家に対する総合窓口としての機能を果すことで対米国事業投資を促進する、米国商務省主管のプログラムであり、過去3年間の米国35州への投資総額は100億ドルに達している。(2016年6月21日付けエスタード紙)