総合電気メーカーのフィリップスはブラジルの医療機器部門で事業を拡大しており、昨年4月に患者監視システムのDixtal社、6月にはX線システムメーカーのVMI社を買収、またミナス州ラゴア・サンタ市のVMI社工場内で磁気共鳴画像装置(MRI)の生産を開始する。
今年第3四半期の医療機器部門は前年同期比22%、照明部門は12.5%、家電部門は15.5%それぞれ増加、今年9ヶ月間のラテンアメリカでの売上は13%増加して、第3四半期の売上全体に占める発展途上国の売上比率32%に結びついている。
フィリップスの世界全体の第3四半期の売上は前年同期比2.0%減少の63億3,000万ユーロであったが、純益は7.9%増加の3億5,700万ユーロを記録している。(2008年10月14日付けガゼッタ・メルカンチル紙)