コンサルタント会社ICD Brasil社の調査によると、今年第2四半期のタブレットPC販売は、前年同期比8.0%減少の79万台に留まり、売上高は11.0%減少の4億レアルとなっている。
3年近く継続していた経済リセッションや与信強化によるクレジット部門縮小、二桁台に留まっている失業率、一般消費者の景況感悪化などの要因で、今年のタブレットPC販売は低調に推移している。
ICD Brasil社は、コンピューター業界では需要掘り起こしのために、幼年向けのタブレットPC販売強化に留まらず、中高年層のニッチ市場にもターゲットを広げている。今年第2四半期のタブレットPCの平均販売価格は、前四半期比6.0%増加の505レアルを記録している。
ICD Brasil社では、今年のタブレットPC販売台数は、前年比6.0%減少の375万台に留まると予想、また今年のタブレットPC販売総額は、6.0%減少の19億レアルを予想している。(2017年9月19日付けエスタード紙)