石油価格の高騰及びレアル通貨高で収益が圧迫されているTAM航空の第1四半期の純益は前年同期比95.53%減少の僅かに260万レアルで、運賃値上げを余儀なくされている。
第1四半期の売上は22.6%増加の23億レアルであったが、国内路線の運賃収入を輸送量(人、キロ)で割った実質単価であるYieldを7.0%、国際路線を5.0%値上げするが、2006年の運賃よりも19%も低額となっている。
しかし国際路線の運賃はドル換算であり、レアル高の影響で前年比12%も収益が圧迫されており、またジェット燃料もドル換算で61%上昇していることも追 い討ちをかけており、5.2%のコスト削減の企業努力では追いつかないために運賃値上げに到っている。(2008年5月14日付けエスタード紙)