フォード社の販売代理店で、またゴイアス州で韓国資本の現代自動車の自動車を生産、サンパウロ州ジャカレイ市で乗用車を生産する奇瑞汽車(Chery)とパートナーを組むブラジル資本CAOAグループがフォード社SBC工場買収を発表した。
昨日のサンパウロ州政府のバンデイランテス宮での発表にはジョアン・ドリア州知事、フォードラテンアメリカのLyle Watters社長、Caoaグループのカルロス・アルベルト・デ・オリヴェイラ・アンドラーデ社長が出席した。
Caoaグループは買収したフォード社SBC工場で中国自動車メーカーの5指に入るChangan社の自動車生産を生産するが、買収合意には7カ月間を要しており、45日間のデューディリジェンス(Due diligence)終了後に正式に発表される。
韓国自動車メーカー現代自動車の国内販売車をゴイアス州アナポリス市で委託生産しているCaoaグループは、現代自動車のTucson車並びにix35車、Chery社の新型モデル車のTiggo5X車並びにTiggo7車を生産している。
Caoa社は6,000万ドルを投資して50%資本参加のCaos Chery社を設立、2017年のChery社のCaoa社の委託生産は3,734台であったが、2018年は前年比131%増加の8,640台を2倍以上の生産を記録している。またCaoa社は現代自動車並びにスバル社の輸入販売も行っていた。
2017年のChangan社は、280万台の自動車販売で中国資本として国内マーケットシェアは4位に上昇、Changan社はSBC工場で主にSUVs車を生産するが、価格はCaos Chery社のSUVs車よりも低価格が予想されている。
Changan社は2006年に輸入車販売でブラジルに進出して2016年までChana Motors傘下のディラーを通してHafeiブランドの自動車を販売していた経緯があった。
2011年にChangan社のブランド名でハッチ型コンパクトカーBen Ben車、クロスオーバー CX20車、セダンYuexing車の輸入販売を試みたが、漸く輸入販売を開始する。(2019年9月4日付けエスタード紙)