全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、2018年4月のバスやトラックを含む新車販売は、景気回復や自動車購入クレジット金利低下並びに延滞率低下などの要因で、前年同月比38.5%増加の21万7,300台を記録、また前月比では4.8%増加を記録している。
今年初め4か月間の新車販売台数21万7,300台は、2015年以降の4月としては最高の販売台数を記録、また今年初め4か月間のバスやトラックを含む新車販売は、前年同期比21.3%増加の76万2,900台を記録、過去3年間では最高記録となっている。
また今年初め4か月間のタクシードライバー向け販売並びにレンタル会社向け法人販売、障害者向け割引販売など自動車メーカーのディーラーを通さない直接販売は、38.3%と大幅に増加している。
2016年10月から継続している銀行金利の低下、更に新車購入向けクレジットの延滞率低下は、自動業界にとって朗報であると全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)のアラリコ・アスンプソン・ジュニオール会長は指摘している。
商業銀行の個人向けクレジット延滞率は2.5%、法人向けクレジット延滞率は3.6%とそれぞれ2011年4月以降で最低の延滞率を記録しており、各商業銀行では、積極的な新車購入クレジット部門を拡大している。
今年4月のバスやトラックを含まない新車販売は、前年同月比37.8%増加の21万台、今年初め4か月間の累計新車販売は、前年同期比20.4%増加の73万7,300台を記録している。
また4月のトラック販売は前年同月比78.4%増加の5,968台、バス販売は7.4%増加の1,141台、前記同様に今年初め4か月間では58.6%増加の2万800台、30.4%増加の4,676台、二輪車販売は9.3%増加の30万1,500台を記録している。
今年初め4か月間の新車販売の自動車メーカーのマーケットシェア比較では、GM社は17.0%でトップシェア、続いてワーゲン社は14.6%、フィアット社は12.5%、フォード社は9.4%、現代自動車は8.8%、トヨタ8.2%、ルノー8.1%、ホンダ6.0%、日産4.3%、Jeepは4.2%となっている。
今年初め4か月間の新車販売比較では、シボレー社のOnix車販売台数は5万8,400台でトップ、2位は現代自動車のコンパクトカーHB20車3万3,600台、フォード社のKa車3万2,800台、ワーゲン社のPolo車2万3,500台、シボレー社のPrisma車は2万3,000台となっている。(2018年5月3日付けエスタード紙)