ブラジルの自転車メーカーSense Bike社は、カーボン製ロードバイクやクロスバイクといったスポーツ自転車メーカーの南アフリカ資本Swift Carbon社を2,000万ドルで買収して、ヨーロッパ市場参入に足掛かりを築いた。
Swift Carbon社は、ポルトガルのポルト市でカーボン製ロードバイクやクロスバイクを生産して、ヨーロッパ市場中心に40か国にスポーツ自転車を輸出している。
Sense Bike社のエンリケ・リベイロ社長は、Swift Carbon社の買収で耐久性の優れたカーボン製スポーツ自転車のブラジル国内販売に参入するが、同社の買収で15年間の最先端テクノロジー取得の時間短縮が可能になると説明している。
ブラジル国内のアルミ製自転車価格は、2,000レアル~7,000レアル、一方製作時間のかかるカーボン製スポーツ自転車の価格は、1万レアル~7万レアルと非常に高価格となっている。
2017年のヨーロッパの自転車生産台数は、1,300万台に対してブラジル国内の生産は250万台、Sense Bike社では、2011年からマナウスフリーゾーンで自転車を生産している。(2018年4月16日付けエスタード紙)