全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、2018年第1四半期の新車生産台数は、69万9,600台と2014年同期以降では最高の生産台数を記録、経済リセッションから順調に回復している。
今年第1四半期の新車の国内販売は、前年同期比15.6%と二桁増加を記録、輸出もアルゼンチン向けを中心に、前年同期比3.3%増加の18万200台で記録を更新している。
今年3月の新車生産台数は、前年同月比25.0%増加の26万7,500台を記録、また今年第1四半期の自動車輸出総額は、前年同期比22.3%増加の40億ドルに達して記録更新している。
今年第1四半期の自動車業界の新規雇用は、2,900人増加して自動車業界全体では13万1,200人の従業員を擁し、ブラジルが経済リセッションに突入する前の2013年の15万6,900人に接近してきている。
現在の自動車業界のトラックやバスを除く自動車生産の設備稼働率は、設備能力の僅か37.0%に留まっているが、バスやトラック生産の設備稼働率は、70%に達している。
今年3月の自動車メーカーの新規雇用は800人増加、先週、ある自動車メーカーでは、景気回復に伴う新車販売増加で増産体制を発表した一方で、依然として自動車業界では、1,535人がレイオフで職場を離れている。(2018年4月6日付けエスタード紙)