世界貿易機関(WTO)の会合に出席していたミッシェル・テーメル大統領とアルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領は、両国の自動車輸出に関する製造規制の統一で合意した。
ブラジル並びにアルゼンチンで生産される自動車に関して、輸出される自動車の仕様書を統一、双方で生産される同一仕様の自動車の最終消費者向け価格は、5.0%引下げが可能となる。
また自動車産業以外にも食肉、医療機器、医薬品、玩具、食品・飲料などの製造規定についても統一するとこで合意に達しているが、ブラジルで生産されるアルゼンチン向け輸出車は、ブラジル国内販売車と200項目以上の変更を余儀なくされていた。
両国の自動車貿易では、排ガスコントロール規制など200項目以上の変更を余儀なくされていたが、製造規制統一でコスト削減並びに最終消費者への販売価格の減少に繋がる。(2017年12月12日付けエスタード紙)