昨日の全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、2017年9月のバスやトラックを含む自動車生産台数は、前年同月比39.1%増加の23万6,900台を記録したものの、労働日数が多かった8月比では9.2%減少している。
今年初め9カ月間の自動車生産は、前年同期比27%増加の198万台に達している一方で、自動車業界の従業員総数は12万6,300人で推移、生産調整のために従業員が雇用保護計画(PPE)の適用を受ける時短勤務やレイオフ中の従業員総数は、6,300人から5,800人に減少している。
また今年初め9カ月間の輸出向け自動車生産は、前年同期比55.7%大幅増加の56万6,300台、輸出の70%を占めるアルゼンチン向けの9月の自動車輸出は、前年同月比41%増加している。
今年初め9カ月間の自動車販売は前年同期比7.4%増加の162万台、9月の自動車販売は、8%増加の19万9,200台を記録した一方で、8月比では営業日数減少の影響で24.5%と大幅に減少していた。
全国自動車工業会(Anfavea)では、今年の自動車販売を前年比7.3%増加の220万台を予想、また世界貿易機関(WTO)から国際貿易協定に違反しているとされたInovar Auto置き換える新たな政策案Rota2030の工業製品税(IPI)減税率の詳細発表は今月末に先送りされた。
排出ガスと燃費基準に沿った環境にやさしい省エネカーの拡大を目指して工業製品税(IPI)の減税率を設定、ブラジル製自動車の国際競争力を高めて世界の自動車生産国6位に再度引き上げるROTA2030プログラムは、2018年1月1日から実施が予定されている。(2017年10月6日付けエスタード紙)