ワーゲン社では、サンパウロ州サン・ベルナルド・ド・カンポス工場でニューモデルのHATCHタイプのPOLO車並びにセダンタイプのVIRTUS車の生産開始に伴って、2年ぶりに3交代制勤務を復活する。
現在のサン・ベルナルド・ド・カンポス工場の680人の製造ライン従業員680人はレイオフ中、1,500人は集団休暇で職場を離れているが、今年11月からのPOLO車、来年3月までのVIRTUS車の生産開始向けに、生産ラインの近代化などで26億レアルを投資する。
今年6月までサン・ベルナルド・ド・カンポス工場で製造していたGOL車の生産をサンパウロ州タウバテ工場に移動してSAVEIRO車のみを生産していたが、ニューモデルの投入で今年9月末から2交代制勤務、10月末から3交代制勤務にシフトする。
2年以上継続していた国内経済リセッションなどの影響で、サン・ベルナルド・ド・カンポス工場の設備稼働率は40%を割っていた。6,000人の製造ラインの従業員のうち1,500人の従業員は、9月4日から集団休暇の自宅待機から職場に復帰する。
また集団休暇で自宅待機している他のグループの1,200人は、さらに2週間の自宅待機延長する一方で、勤務時間並びに給与がカットされる保険-雇用プログラム(PSE)は採用中止となる。
FOX車並びに GOLF車を生産しているワーゲン社のパラナ州サン・ジョゼ・ドス・ピニャエス工場では、2,700人の製造ラインの従業員は8月14日から60日間の集団休暇制度による自宅待機から職場に復帰、そのうち810人の従業員は保険-雇用プログラム(PSE)が適用され、また560人の従業員は、5か月間のレイオフが適用される。(2017年8月15日付けエスタード紙)