今年初め4か月間のトラック生産は、前年同期比6.5%増加の2万1,600台を記録、トラック輸出は43.3%増加の8,313台を記録、しかしトラックメーカーの設備稼働率は僅かに20%に留まっている。
2016年のトラック販売は6万600台、2015年は7万4,000台、2014年は14万台と過去3年間連続で大幅な前年割れを記録しているが、今年初め4か月間の国内のトラック販売は、前年同期比24.1%減少の1万3,100台に留まっている。
今年初め4か月間のアルゼンチン向け自動車輸出が好調に推移して前年同月比67%増加の23万9,220台を記録していると全国自動車工業会(Anfavea)のアントニオ・メガレ会長は説明している。
今年初め4か月間の自動車生産は前年同期比21%増加、自動車生産台数の1/3は輸出向けとなっているが、今年のGDP伸び率が3.0%予想のアルゼンチン向けが輸出を牽引している。
全国自動車工業会(Anfavea)では、今年のトラック並びにバス販売は、昨年の6万1,700台を4,000台近く上回る6万5,600台を予想、今年のトラック並びにバス生産は前年比26%増加の10万台、輸出台数は3万4,400台、そのうちアルゼンチン向けが50%近くを占めると予想している。
今年のトラック販売は、労働法改正法案や年金・恩給改革の進展、経済リセッションからの回復基調が明らかになる下半期から徐々に回復すると全国自動車工業会(Anfavea)のアントニオ・メガレ会長は予想している。
また全国自動車工業会(Anfavea)のアントニオ・メガレ会長は、労働法改正は企業経営者並びに労働者、組合関係者との関係改善に結び付き、海外からの投資増加につながるとコメントしている。(2017年5月14日付けエスタード紙)