各自動車メーカーは今年の自動車販売が好転すると予想、昨年11月及び12月に自動車生産を必要以上に増産した影響で、在庫調整に迫られてカーニバル休暇延長を予定している。
フォード社では、サンパウロ州サン・ベルナルド・ド・カンポ工場の製造ライン従業員に対してカーニバル終了後26日間の集団休暇を発表、ジェネラル・モーターズ社並びにワーゲン社もカーニバル前後に在庫調整のための集団休暇を発表している。
昨年11月の自動車生産は前年同月比21.8%増加したにも関わらず、自動車販売不振が継続しているために、自動車メーカーの在庫調整のための集団休暇採用は、自動車部品サプライヤーにとっても大きな生産調整を余儀なくされる。
また今年1月の新車登録台数は、前年同月比5.2%減少の14万7,200台に留まったために、各自動車メーカーでは在庫調整のためにカーニバル前後の集団休暇採用を余儀なくされ、ワーゲン社は製造ラインの従業員に対する時短勤務の雇用保護計画(PPE)の替わりに、失業保険プログラム(PSE)の採用を検討している。
ジェネラル・モーターズ社では、レイオフの適用を受けていた従業員754人が今週から職場復帰が予定されていたにも関わらず、更に4か月間のレイオフ延長を決定している。(2017年2月9日付けヴァロール紙)