ブラジルの二輪車メーカー協会(Abraciclo)の発表によると、9月の二輪車生産は国内経済リセッションの影響で前月比13.35減少の8万489台、前年同月比では32.2%と大幅下落している。
また今年初め9カ月間の二輪車生産は、前年同期比31%減少の71万2870台に留まって2003年以降の二輪車生産としては最大の落込みを記録、二輪車業界は壊滅的な打撃を受けている。
9月の二輪車販売は1カ月間にわたる銀行職員ストの影響を受けて、二輪車向けクレジット販売に支障をきたしたために前月比12.6%減少の6万6822台に留まり、また今年初め9カ月間の二輪車販売は、前年同期比27.1%減少の68万7280台となっている。
9月の二輪車ディーラー向け卸売販売は前月比8.7%減少の7万6268台、今年初め9カ月間のディーラー向け卸売販売は28.7%減少の68万3453台、また今年初め9カ月間の二輪車輸出は昨年から継続するレアル高の為替にも関わらず、前年同期比4.7%減少している。(2016年10月8日付けエスタード紙)