今年上半期のトラックやバスを含む新車販売は、継続するリセッションや失業率増加、一般消費者の景況感悪化、クレジットの与信強化や縮小などの要因で前年同期比25.4%減少の98万3,500台に留まり、過去10年間で最低記録となっている。
6月の新車登録台数は17万1,800台に留まって6月としては2006年以降で最低の新車登録台数に留まっているが、営業日数が1日多かった6月の新車販売は前月比では2.57%増加している。
特に6月のトラック販売は前年同月比33%減少、前月比では3.0%増加、今年1月のトラックやバスを含む新車販売は前年同期比38.8%減少、今年初め2か月間では31.3%減少、今年初め3か月間では28.6%減少、今年初め4か月間では27.9%減少、今年初め5か月間では26.6%減少と減少幅が縮小してきている。
今年の新車販売は前年比19%減少の200万台と全国自動車工業会(Anfavea)では予想、自動車メーカーでは生産調整のために集団休暇制度並びにレイオフ制度、雇用保護計画(PPE)の導入を積極的に進めており、5月の過去12か月間の自動車業界の従業員解雇数は1万200人に達している。
今年上半期の自動車業界マーケットシェアトップはGM社の16.5%、フィアットは15.1%で2位、3位にはワーゲン社の13.3%、現代自動車は10.1%で5位、トヨタは9.0%で6位となっている。
また6月の新車販売トップはシボレーのオニックス車で1万1,500台、現代自動車HB20車が9,500台で続いており、ルノー社 Sandero車は6,000台、 フォード社Ka 車は5,800台、シボレー社Prisma車は5,500台となっている。
今年上半期の新車販売トップはシボレーのオニックス車で6万8,500台、現代自動車HB20車は5万5,900台、フォード社Ka 車は3万4,500台、トヨタ社カローラ車並びにワーゲン社GOL車は、それぞれ3万1,800台を販売している。(2016年7月2日付けエスタード紙)