全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、今年の新車販売は前年比19.0%を予想して、年初に予想されていた前年比7.5%減少を大幅に上回るが、ドル高の為替で唯一新車輸出は増加すると予想されている。
今年初め5か月間の新車販売予想は前年同期比21.5%減少、新車輸出は21.5%増加予想、生産は24.3%減少、また今年の新車販売は26.6減少の200万台前後と過去10年間で最低の販売台数を記録すると予想されている。
また新車の自動車メーカー並びにディーラーの在庫は営業日数で前回の調査時の45日から43日に相当する23万6,400台と未だに過剰在庫を抱えているために、各メーカーでは割引セール販売を余儀なくされている。
各自動車メーカーでは、適正在庫である営業日数換算30日を大幅に上回っている新車の在庫削減のために、各自動車メーカーでは生産調整のために集団休暇制度並びにレイオフ制度、雇用保護計画(PPE)の導入を積極的に進めている。
各自動車メーカーのバスやトラックを除く新車生産向けの設備稼働率は僅かに50%、バスやトラックの新車生産向けの設備稼働率は70%に留まっており、5月の業界では1,300人が新たに解雇されている。(2016年6月7日付けエスタード紙)