今年初め4か月間のバスやトラックを含む新車販売は64万4,200台、4月の新車販売は16万2,900台でそれぞれ2006年以降では最低の販売台数を記録して経済リセッションが鮮明となっているが、今後の新車販売回復の見通しが全く立っていない。
今年4月の新車販売は前月同月比25.7%下落、1日当たりの新車販売は前月比でも9.0%減少、また今年4月のバスやトラックを除く新車販売は前年同月比25.5%下落の15万7,800台、前月比でも9.0%している。
また今年初め4か月間のバスやトラックを除く新車販売は前年同期比27.9%下落の62万3,300台、前記同様にトラック販売は31.3%下落の1万7,200台に留まっている。
GM社南大河州グラバタイ自動車工場では、先週に825人の従業員がレイオフから復帰したにも関わらず、新車販売不振で生産調整のために300人の従業員解雇を余儀なくされている。
GM社のサンパウロ州サン・カエターノ・ド・スール工場では、5か月間~12か月以上のレイオフから職場復帰予定の1,000人の従業員に対して更に5か月間のレイオフを組合側と協議していた。
Volkswagen社パラナ州サン・ジョゼ・ピニャイス工場の従業員2,600人に対して6月20日からの30日の集団休暇入りで組合側と協議しており、同工場では雇用保護計画(PPE)やレイオフをすでに実施して生産調整を行っている。(2016年5月3日付けエスタード紙)