4月29日、ブラジルとペルーは自動車自由貿易協定で調印、ブラジルとペルーとの間で米国ならびにメキシコ、韓国とすでに締結している自由貿易協定と同等の条件となる。
今回のペルーとの自由貿易協定調印では、ペルー政府の公共事業入札参加が可能となり、また投資環境の改善、特に自動車の貿易促進協定締結でブラジルの軽自動車への6.0%の輸入税の免税が実施される。
ペルーは年間20万台の自動車を輸入、その大半はメキシコ並びに韓国製がマーケットシェアを占めているが、昨年のブラジルからの自動車輸出は4,500台に留まっていた。
今回のペルーとの自動車自由貿易協定調印で年間3万台のブラジルからの自動車輸出並びに貿易収支は2億5,000万ドルの黒字計上が可能となり、またエンジニアリングや教育・アート関連のブラジル企業がペルーでのサービス提供が可能となる。(2016年5月2日付けヴァロール紙)