JBS Friboiは米国2位の鶏肉メーカー Pilgrim´s を買収、またブラジルのBertin S/Aと合併して売上げが287億ドルとなり、米国資本タイソンの281億ドルを上回る世界最大の食肉加工会社が誕生した。
JBSの売上げはペルジガン社とサジア社が合併して誕生した世界5位のブラジル・フーズの2.4倍に相当、JBSホールディングはJBSが60%、Bertinが40% の資本比率となる。
買収したPilgrim´sは35の鶏肉処理工場、従業員4万1,000人、1日当たり720万羽の処理能力、昨年の売り上げは85億ドルであった。
JBSはブラジル、アルゼンチン、米国、オーストラリアやイタリアに65の食肉加工工場、従業員4万8,900人、ブランド名はFriboi、スイフト、La HerenciaやAnglo、1日あたりの牛肉処理能力は7万3,900頭、豚肉処理能力は4万8,500頭となっている。
Bertinはブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、チリの38の食肉、乳製品、皮革やPet関連工場、従業員は2万8,000人、ブランド名はBertin、Vigor、Leco、Danubio、牛肉処理能力は1日当たり1万6,500頭、皮革2万1,400枚となっている。
Pilgrim´sの買収でJBSは米国の鶏肉の20%のマーケットシェアを確保、合併したBertinと併せた1日あたりの牛肉処理能力は9万3,900頭で世界の8.0%に相当、ブラジルでは27%に相当して圧倒的なマーケットシェアを確保する。(2009年9月17日付けエスタード紙)