ブラジル動物蛋白質協会(ABPA)の発表によると、2020年の豚肉輸出は前年比36.1%の大幅増加の102万1,000トンと初めて100万トン突破を記録、輸出金額も前年比42.2%増加の22億7,000万ドルを記録している。
昨年12月の豚肉輸出は前年同月比5.6%増加の8万300トン、輸出金額は中国向けが牽引して4.1%増加の1億9,120万ドルを記録している。
また2020年の鶏肉輸出量は前年比0.4%増加の423万トンを記録したにも関わらず、鶏肉輸出金額は前年比12.5%減少の61億2,300万ドルに留まった。
昨年12月の鶏肉輸出量は前年同月比2.8%減少の38万800トン、鶏肉輸出金額は、中国向けが牽引したにも関わらず、前年同月比8.9%減少の5億7,980万ドルに留まっている。
2020年のブラジルの豚肉輸出量は、初めて100万トンを突破したにも拘らず、鶏肉輸出は微増に留まったものの世界的なCOVID-19パンデミックの影響を受けていたために、今年は世界経済の回復に伴って国際市場でのブラジルのマーケットシェア拡大が見込めるとブラジル動物蛋白質協会(ABPA)のRicardo Santin会長は確信している。