ラテンアメリカ最大の食品会社であるペルジガン社とサジア社の合併成立が予想されており、ペルジガンが70%、サジアが30%の株式を所有するが、社会経済開発銀行(BNDES)はBNDESParを通して資本参加する。
昨年、サジア社は為替デリバティブで26億レアルの損害を計上して経営が悪化したが、2006年にはサジア社がペルジガン社買収を仕掛けた位に経営が好調であった。
しかしペルジガン社はここ数年間で乳製品メーカーEleva社買収など積極的に事業を展開して、昨年の売上が113億レアルとサジア社を追越し、純益も5,400万レアルを計上していた。
しかし昨年のサジア社の売上は107億レアルでペルジガン社に追越され、更に為替デリバティブで純益を大幅に上回る損害を計上したために、38億レアルの赤字となって経営が悪化、ペルジガン社に合併を申入れていた。
ペルジガン社は海外ではコモデティ商品輸出企業として知られており、サジア社はロシアやラテンアメリカでブランドが浸透しているために、特に合併による海外でのシナジー効果が期待できる。{2009年5月12日付けエスタード紙}