ブラジルと米国は18年間の交渉の末に漸くブラジル産牛生肉の輸出協定にサイン、年間6万4,800トンの牛生肉の輸出が可能となり、年間9億ドルに達する輸出増加につながると予想されている。
ジョゼ・セーラ外務相は並びにミッシェル・テーメル臨時大統領は、ブラジル産牛生肉の輸出協定合意に漕ぎ着けたブラウリオ・マジ農務相の功績を称賛している。
今回の米国へのブラジル産牛生肉の輸出協定合意で、日本や韓国、カナダへの牛生肉輸出に弾みがつくと予想されており、9月にはブラジル肉輸出協会(Abiec)のミッションが20日間に亘ってアジア諸国へブラジル産牛肉の売り込みを予定している。
ブラジルは米国向けに年間6万4,800トンの牛生肉の輸出が可能となるが、それ以上の牛生肉輸出については輸入関税26%を支払うが、口蹄疫対策に絡んだ衛生面で許可が出ていたサンタ・カタリーナ州以外の牛肉輸出に弾みがつくと予想されている。
2015年の米国向けブラジル産の加工牛肉輸出は2億8,680万ドルに留まっていたにも関わらず、2017年には6万トンの牛生肉輸出をブラウリオ・マジ農務相は見込んでいる。(2016年8月2日付けエスタード紙)