小麦粉で強力なブランド商品Dona Bentaを擁するJ.Macedo社は5億レアルを投資してポートフォーリオ拡大、また食品大手のBRF社で手腕を振るったルイス・エンリケ・リソニ氏を社長に迎えて経営を任せる。
同社はジョゼ・ジアス・マセード氏が1939年に設立、昨年の売上は14億レアルまで拡大しているにも関わらず、小麦粉の売り上げが同社の売り上げの大半を占めているために、今後3年間で5億レアルを投資して小麦粉以外の商品販売を拡大する。
J.Macedo社の小麦粉のマーケットシェアは24.8%で業界トップ、また卸売業界でのブランド選択順位では36%でトップ、2位はMoinho Cruzeiro do Sul は11%、NITAは8%、 Vera Cruzは6%、Selmiは5%となっている。
またパスタの卸売業界でのブランド選択順位ではM.Dias Brancoが24%で業界トップ、 Selmi は18%、J.Macedo は10%で3位、Santa Amalia は8%、Piraqueは6%、ケーキ向け食材ではJ.Macedo は42%で業界トップ、Selmi は10%、Fleischmannは8%、Santa Amalia は7%、NITAは6%となっている。
2012年のブラジル国内の小麦粉の売上は8億4,600万レアル、2013年は前年比14.8%増加の9億7,000万レアル、2012年の小麦粉の販売量は4億7,300万キロ、2013年は前年比7.5%減少の4億3,700万キロとなっている。
2013年のイタリアのパスタ類の年間一人当たりの消費は12.3キログラムで世界トップ、北米は8.8キログラム、南米ではヴェネズエラがイタリアと同様に12.3キログラムでトップ、チリは8.4キログラムで2位、ペルーは8.2キログラムで3位、アルゼンチンは7.9キログラムで4位、ブラジルは6.2キログラムで5位となっている。(2014年11月17日付けエスタード紙)