8月にバナナ生産・販売大手の米チキータ・ブランズ・インターナショナルは、ブラジルのジュース生産大手クトラーレ・グループとブラジルの投資会社サフラ・グループが提示した6億2,500万ドルの買収提案を拒否していた。
しかしブラジルグループは、再度の買収提案として更なる買収額を提示したために交渉再開する可能性があり、3月に合意したアイルランドの同業ファイフス社よりも1億ドル上乗せしていると予想されている。
チキータ社は70カ国で事業を展開、年間の売上は30億ドルで従業員は2万人を擁しているが、過去10年間で同社の株価は66%減少、しかしブラジルグループとの買収交渉で8月に株価は43%高騰している。
ブラジルのジュース生産大手クトラーレ・グループは、オレンジジュースでは1/3のシェアを占めて売上は50億ドル、チキータ社の買収でバナナ以外にもパイナップル並びにリンゴ、加工サラダ部門にも事業拡大が可能となる。(2014年9月9日付けエスタード紙)