ブラジル国内の食肉加工事業で50%を占めているサジア並びにペルジガンのブランド製品を擁しているBRFは、Minerva社の株16.8%に相当する2,900万株を取得するために、自社の同等の食肉加工企業の放出を余儀なくされている。
BRFは2013年にMinerva社傘下の売上が12億レアルのマット・グロッソ州のヴァルゼア・グランデ工場並びにミラソル・ドエステ工場の買収を試みたが、日本の公正取引委員会に相当する経済防衛行政審議会(Cade)は、独占禁止法に触れると判断したために同等の資産放出を余儀なくされている。
サジア社並びにペルジガン社が合併して独占禁止法に触れるほどの大企業BRF社になった時に、経済防衛行政審議会から食肉加工企業の買収を禁止された経緯があった。
BRFはMinerva社の食肉加工工場の買収で、1日当たりの牛の屠殺処理能力は20%増加の1万5,800頭に拡大する可能性がある。(2014年8月21日付けエスタード紙)