日本マクドナルドホールディングスは、「チキンマックナゲット」を調達していた中国上海市の上海福喜食品が期限切れ鶏肉を使っていたことが発覚したために、中国製の鶏肉商品の取り扱いを中止して全てタイ製に切り替える。
しかしタイでは上海福喜食品の加工鶏肉のすべてを供給できる体制にないために、ブラジルから日本向けに加工鶏肉の輸出が大幅に増加できる可能性がでてきている。
日本は加工していない鶏肉の90%をブラジルから輸入、しかし加工鶏肉は距離が近い中国並びにタイから大半を輸入に頼っていたが、タイから加工鶏肉のすべてを賄えないために、ブラジルからの輸入の検討を余儀なくされている。
昨年、日本は中国並びにタイからそれぞれ加工鶏肉を21万トン輸入、ブラジルからの加工鶏肉の輸入は僅かに2,500トン、1トン当たりの加工鶏肉は3,500ドルで中国からブラジルへ加工鶏肉輸入に切り替えると7億ドルの輸出に結びつく大きなチャンスとなる。(2014年7月31日付けヴァロール紙)