今日、Marfrig社は、負債縮小のためBRF社に次いでブラジル国内2位の鶏肉並びに豚肉生産部門であるSeara社をJBS社に55億レアルでの譲渡の発表予定となっており、Marfrig社は自社の負債総額99億5,000万レアルの60%以上を軽減することが可能となる。
Marfrig社は、Seara社を放出することで再び成長戦略に舵をきることが可能となり、グループのKeystone Foods社を通して、今後の大きな販売増加が見込まれる中国市場や50カ国以上のマーケットに積極的に進出してマーケットシェア拡大を図る。
Marfrig社は過去5年間にSeara社を含む40企業以上を買収、2009年にカーギル社からSeara社を7億ドルで買収、2012年のSeara社の売上は71億4,000万レアルであった。
JBS社はブラジル国内2位の鶏肉並びに豚肉生産部門であるSeara社の買収でポートフォーリオを広げることが可能となり、食品の配送部門でのシナジー効果も期待できる。
JBS社はSeara社の買収でSeara、Doriana 並びにRezendeのブランド商品を追加、傘下に置いているFriboi、 Frangosul 並びにSwiftなどのブランド商品と共に更なるマーケットシェアを拡大する。(2013年6月10日付けエスタード紙)