ドナルド・トランプ米大統領は、鉄鋼とアルミ輸入の割当枠の適用対象国から韓国並びにブラジル、アルゼンチンを除外する文書に署名したと昨日米国商務省は発表している。
商務省では、米国の鉄鋼・アルミメーカーから入手できる製品が国内需要を満たせない場合、米国企業は該当する輸入製品の適用除外を申請、割当枠適用免除及び輸入関税免除が可能と説明している。
また米国は今年6月1日からカナダ並びにメキシコ、欧州連合を対象に鉄鋼・アルミニウムに対する輸入関税を導入。この前日の5月31日に一部の国の米国向け鉄鋼・アルミ輸出について、非関税制限措置を設ける取り決めを交わしたとWilbor Ross商務長官は表明していた。
韓国との非関税制限措置の取決めでは、鉄鋼輸出を2015年~2017年の平均の70%に制限、またブラジルとの取決めでも半完成品の鉄鋼輸出では、同期間の平均の70%に制限していた経緯があった。(2018年8月30日付けエスタード紙)