2018年3月の輸出総額は200億8,900万ドル、輸入総額は138億900万ドル、貿易収支は。62億8,100万ドルの黒字を計上したと商工サービス省(MDIC)では発表している。
今年第1四半期の貿易収支は、国内経済の回復に伴って139億5,200万ドルの黒字を計上したものの、輸入急増で前年同期の144億200万ドルの黒字を下回った。
今年第1四半期の輸入総額は、製造業部門の生産回復に伴って原材料となる中間財の輸入増加が牽引して、前年同期比15.8%増加した一方で、輸出総額は11.3%増加に留まっている。
鉱工業部門を中心とした国内経済回復に伴って、中間財並びに燃料輸入が急増しており、今年第1四半期の中間財輸入は前年同期比9.8%増加、燃料・潤滑油輸入は、44.9%急増していると産業開発研究所(Iedi)エコノミストのラファエル・カグジン氏は指摘している。
今年第1四半期の部門別輸入の比較では、資本財部門輸入は、前年同期比18.2%増加の42億5,000万ドル、前記同様に中間財部門は、9.8%増加の242億1,000万ドル、消費財部門は18.8%増加の63億2,000万ドル、燃料・潤滑油部門は、44.9%増加の56億1,000万ドルを記録している。
前記同様に第1四半期の部門別輸出では、第1次産品部門輸出は3.7%増加の242億6,000万ドル、半完成品部門は6.5%増加の74億ドル、完成品部門は、23.1%増加の213億3,000万ドルを記録している。
今年第1四半期の石油派生品の貿易収支は、前年同期の22億8,900万ドルの黒字を大幅に下回る14億7,200万ドルの黒字を計上、一方原油の輸出は11.6%増加の69億ドルに留まっている。
今年第1四半期の1日当たりの輸出額は、6億6,260万ドルを記録して2012年同期を上回って記録更新していると商工サービス省(MDIC)のアブラン・ネット長官は指摘している。
国内経済の回復に伴って、今年の輸入総額は前年比12.0%増加、一方輸出総額は、5.0%~7.0%増加をブラジル貿易会(AEB)のジョゼ・アウグスト・デ・カストロ会長は予想している。(2018年4月23日付けヴァロール紙)