ブラジル履物工業会(ABICALÇADOS)の発表によると、2018年初め2カ月間のブラジルの履物輸出は、前年同期比3.2%減少の1億5,780万ドル、輸出総数は0.5%増加の2,070万足を記録している。
今年2月の履物輸出は前年同月比5.2%減少の7,730万ドル、輸出総数は2.7%増加の940万足を記録、世界の履物市場の回復は、今年初めのイタリアでのフェア商談による輸出開始に伴って4月以降になるとエイトール・クレイン会長は予想している。
現在のレアル通貨に対するドルの為替は非常なレアル高になっているためブラジルの履物業界の価格競争力が削がれているとエイトール・クレイン会長は指摘している。
今年初め2カ月間の米国向け履物輸出は、前年同期比29.3%減少の2,340万ドル、輸出総数は22.6%減少の170万足に留まっており、前記同様にアルゼンチン向けは9.0%増加の1,720万ドル、輸出総数は12.3%増加の100万足を記録している。
前記同様にフランス向け履物輸出は21.2%増加の250万ドル、パラグアイ向け履物輸出は37.0%増加の620万ドル、ボリビア向けは19.5%減少、輸出総数も13.3%減少している。
一方今年初め2カ月間の履物輸入は18.2%増加の7,260万ドル、輸入総数は22.5%増加の570万足、前記同様に2月は26.2%増加の3,250万ドル、輸入総数は29.2%増加の280万足を記録している。
今年初め2カ月間の国別履物輸入ではベトナムからの輸入は240万足、インドネシアは72万5,300足、中国は200万足を記録している。(2018年3月12日付けヴァロール紙)