通産開発省通商局(Secex)の調査によると、今年8月の農畜産物輸出は、前年同月比18.5%の大幅増加で90億ドルに達し、8月の輸出総額の46.4%を占めている。
一方で8月の農畜産物輸入は前年同月比4.0%減少の12億ドルに留まり、8月の農畜産物の貿易収支は23.8%増加の78億ドルを記録、特に大豆派生品輸出は、28%増加の27億ドルに達して輸出を牽引している。
また8月の牛肉輸出は前年同月比20%増加の15億ドル、鶏肉輸出量は38万2,700トン、鶏肉輸出金額は6億1,963億ドルに達して、輸出量並びに輸出金額ともそれぞれ記録を更新、豚肉輸出は12.7%増加の1億4,300万ドルであった。
8月の木材製品輸出は前年同月比19%増加の10億ドル、トウモロコシ輸出は89.3%増加の8億1,800万ドル、しかし砂糖輸出は6.5%減少の14億ドル、コーヒー輸出も6.4%減少の4億4,610万ドルに留まった。
8月の中国向け輸出は前年同月比50.8%増加の23億ドルで、ブラジル輸出全体比率の25.6%で前年同月の20.1%から大幅に増加して、米国向け輸出を大幅に上回っている。
今年初め8か月間の農畜産物輸出総額は前年同期比8.3%増加の654億ドル、輸入総額は12.5%増加の95億ドル、貿易収支は7.5%増加の560億ドルを記録している。
今年初め8か月間の大豆派生品輸出は、昨年同期の224億4,000万ドルから257億9,000万ドルに増加、前記同様に食肉は94億1,000万ドルから101億4,000万ドル、砂糖派生品は68億4,000万ドルから81億4,000万ドル、木材製品は67億1,000万ドルから73億8,000万ドル、コーヒーは31億9,000万ドルから33億8,000万ドルにそれぞれ増加している。
また今年初め8か月間の農畜産物の中国向け輸出は、昨年同期の174億3,000万ドルから205億5,000万ドルに増加、前記同様に米国向けは41億1,000万ドルから43億ドルに増加、オランダは32億3,000万ドルから29億6,000万ドルに減少、イランは14億3,000万ドルから16億7,000万ドルに増加、ロシア向け輸出は13億5,000万ドルから16億5,000万ドルに増加している。(2017年9月14日付けヴァロール紙)