今年初め8か月間の貿易収支は、481億ドルの黒字を計上して昨年1年間の貿易収支黒字477億ドルをすでに上回っており、今年の貿易収支は、600億ドルを突破すると予想している。
今年初め8か月間の輸出総額は、鉄鉱石や農産物の国際コモディティ価格の上昇に伴って前年同期比18.1%と大幅に増加した一方で、輸入総額は7.3%増加に留まっている。
8月の輸出は前年同月比14.7%増加した一方で、輸入は僅か8.0%増加、今年初め8か月間の第一次産品輸出は25.8%増加、8月は24.2%増加、前記同様に半完成品は14.2%増加、9.7%増加、完成品は10.4%増加、3.4%増加している。
今年初め8か月間の石油派生品の貿易収支は、石油生産が10.4%増加、また石油の国際コモディティ価格上昇ですでに40億ドルの黒字を計上、2年連続での黒字計上が予想されている。
3月に『Operação Carne Fraca』(規格外混入食肉作戦)で発覚した食肉偽造事件で、ブラジルの食肉輸入国は、輸入禁止措置を取ったが、8月の牛肉輸出は、前年同月比48.6%と大幅に増加している。(2017年9月2日付けエスタード紙)